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まりさは焦っていた。早く、早く逃げないと。アイツが戻って来る前に。今がチャンスなのだ。 すぐ目の前に森が見える。あそこまで逃げれば、森に入りさえすれば逃げ切れる筈だ。 なのに一向に前に進めない。きっとアイツが魔法をかけたんだ。いくら跳ねても後ろに弾き飛ばされる。 後ろで物音がした。まりさが恐る恐る振り返ると・・・いた。アイツが。不気味な笑みを浮かべて。 動けない。まるで蛇に睨まれた蛙の様に。来ないで!こっちに来ないで! その長い腕で掴まれたまりさ。天高く持ち上げられると、正面にはバケモノの口が。 あああ!食べられる!食べられちゃう!助けて!誰か、誰か助けて!!! 身をよじり何とか逃げ出そうとするまりさ。しかし、必死の抵抗も虚しく、口はもう目の前。 「いやああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 (遭遇) バケモノに捕まる前、まりさは森の奥深くに棲んでいた。大樹が茂る鬱蒼とした森の中、 ぽっかりと開いた小さな空間。その日当たりの良い原っぱがまりさ達のゆっくりぷれいすだった。 そこはとても不思議な場所で、ゆっくりを捕食する動物達も森を出てゆっくりぷれいすに入ろうとはしなかった。 お陰でゆっくり達は毎日、平和なゆっくりらいふを満喫していた。アイツらが現れるまでは・・・ 最初に気が付いたのはまりさだった。まりさは皆から離れ一匹で散歩をしていた。 何かの視線を感じ、森の方へと目をやるまりさ。いる、森の中に、何かいる。 それはまりさが今まで見たどんな動物よりも大きく、二本の足で直立し、こちらの様子を窺っていた。 まりさは不安に思い皆の元へ戻った。群れに戻り、今見たバケモノの事を皆に話す。 群れの大人達が集まり、まりさが見たのは一体なんであろうかと話し合っているその時、 そのバケモノ達は森を出て、のしりのしりとまりさ達の方へと近寄って来た。 「ゆっ!!!」 長のれいむが警戒の声を発する。群れの皆が素早く集まり、子供達を中にして円陣を組む。 初めて見るバケモノ。敵か味方か分からない。しかし、とてもゆっくりできる相手には見えない。 大人達は一斉に顔をぷくっと膨らますと、侵入者を威嚇し始めた。 「でてってね!でてってね!」 「こっちこないでね!こっちこないでね!」 「ゆっくりあっちにいってね!ゆっくりあっちにいってね!」 それでも怯む事無く歩み寄って来るバケモノ達。ついに一匹のれいむが奴等に捕まえられてしまった。 「ゆっ!ゆううううううっ!!!はなしてっ!はなしてねっ!!!」 まりさ達の頭上でバケモノにいじくり回されるれいむ。 ひっくり返され、体のあちこちを触られ、無理やり口を開けられ、口の中を覗かれる。 「やめてね!やめてね!」 「いやがってるよ!やめてあげてね!」 まりさ達の声はバケモノには届かない。れいむを離したバケモノの手はまた次のゆっくりへ。 次々と捕らえられるゆっくり達。しかし、逃げる訳にはいかない。 子供達がいるのだ。逃げ足の遅い子供達を置いて逃げる訳にはいかない。 バケモノに為すがままにされるゆっくり達。バケモノ達は大人達を一通り捕まえて弄ぶと、 飽きたのか森の中へと戻っていった。 「ゆうううううう。きもちわるいよ。」 「れいむたち、いったいなにをされたの。」 (異変) バケモノ達がやって来てから数日後。群れに異変が起きた。最初の犠牲者はありす。 「ねえ、ありす。ほっぺにごみがついてるよ。とってあげるね。」 「ありがとう、まりさ。」 「ゆぅ?とれないよ。なんでだろう?」 ありすの頬に黒い小さなシミができていた。最初は気にも留めていなかったが、シミは日に日に大きくなった。 そして顔の半分が真っ黒なシミに覆われた頃には、ありすの様子もおかしくなり始めた。 まず言葉が上手に話せなくなった。そして高熱を出し、体はぷるぷる震え、満足に動く事もできなくなった。 ありすの様子がおかしい事に気付いたゆっくり達は、懸命にありすを看病する。 怪我をした時の様に、悪い所を皆でぺーろぺーろする。しかし、一向に良くなる気配が無い。そしてついにある日・・・ 「ククク!コココ!キキキ!」 「ありす、しっかりしてね!」 「どうしたの!なにがあったの!」 「ありすのようすがおかしいの!」 「うひゃひょひょひぇひゃひゅひゅひぇひょ!」 「どうしたのありす!しっかりしてね!しっかりしてね!」 「ゆっくりしてね!ゆっくりしてね!」 「くぁwせdrftgyふじこlp!!!!!!」 訳の解らぬ奇声を発し、餡子を大量に吐き出し、ありすは絶命してしまった。 ゆっくりの群れに恐怖が広がる。ありすと同じ様に顔にシミのできたものが多数いたからだ。 こんな事は初めてだ。普通ゆっくりが死ぬ時は、皆に見守られながらゆっくりと眠る様に逝くのだ。 皆に送られて安らかに逝く事で、あの世でも永遠にゆっくりできる筈なのに。 これじゃああの世でゆっくりできない。どうしてこんな事に・・・ ありすはとてもゆっくりとした良いゆっくりだった。ありすは何にも悪い事をしていないのに。 だったらなぜ?そうだ、アイツらだ。アイツらが悪いんだ。きっとありすにゆっくりできなくなる呪いを掛けたんだ。 (被虐) 日に日に数が減っていくゆっくりの群れ。昨日はれいむが、今日はまりさが、明日は・・・ そんなある日、例のアイツらがまたやって来た。流石のゆっくりも今回はちゃんと対策を講じていた。 まず大人達がバケモノの前に集まり、奴等の注意を引いている間に子供達を逃がすのだ。 計画通りに事は運んでいる。奴等は子供達に気付いていない。しかし、どうも様子がおかしい。 一向に襲ってくる様子が無い。集まって来たまりさ達の姿に驚き、仲間同士で顔を見合わせている。 どういう事だろう。呪いを掛けた筈なのに、まりさ達がまだ生きているので驚いているのだろうか。 「ゆーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」 遠くから声がする。子供達を先導していたぱちゅりーの声。子供達の退避が完了した合図だ。 そうとなればもう長居は無用。大人達は散り散りに逃げようとするが、時既に遅し。 バケモノ達の方が一瞬早く動き始めていた。奴等の長い腕が次々とゆっくり達を捕まえていく。 「いやああああああああ!!!」 「はなしてええええええ!!!」 「だれかたすけてえええ!!!」 必死に逃げ回ったが、結局まりさも捕まってしまった。 バケモノ達はゆっくりを両脇に抱え、ゆっくりぷれいすを後にする。 まりさは泣き叫びながら逃れようともがくが、まりさを挟んだ腕はビクともしない。 そのうち、まりさは泣き疲れて眠ってしまった。 目を覚ました時、まりさは今まで見た事も無い不思議な場所にいた。 周りは一面真っ白。木も草も生えていない。おそらも見えない。その代り頭上に見えるのは丸くて光る不気味な物。 なんだか怖い。酷く落ち着かない。ゆっくりできない。早く逃げないと。 ガチャ、という音に驚き後ろを振り返るまりさ。そこにいたのはまりさを捕まえたアイツ。 手に何やら不思議な物を持ってまりさに近付いてくる。何を考えているのか解らない不気味な笑みが怖い。 バケモノは逃げ回るまりさを捕まえると、無理やり口を開け手に持った物をまりさに咥えさせる。 「ゆげっ!!!にがいっ!!!」 口の中に恐ろしく苦い液体が入って来る。これはきっと毒だ。まりさは慌てて吐き出そうとした。 しかし、バケモノはまりさの口を押さえ、無理やり飲み込ませようとする。 「む、むぐ!むぐぐぐぐぐぐぐ!!!!!」 ゴクン! 飲んでしまった!もう駄目だ。体内の餡子と完全に混ざってしまった。 一旦飲み込んでしまったら、もう吐き出す事はできない。 いやだ!死にたくない!死にたくない!死にたくない! バケモノに怪しげな物を飲まされたまりさだったが、それでもまだ生きていた。毒ではなかったのだろうか。 しかし、生きている事を神に感謝できる様な状況ではなかった。 未だ囚われの身であったし、その後まりさの受けた苦痛は「死んだ方がマシ」と思える程のものだったからだ。 まず最初にまりさは命の次に大切な「すてきなおぼうし」を盗られた。 そして、あろう事かバケモノはまりさの自慢の金髪に手を触れたのだ。 まりさのみつあみがバケモノの手によって解かれる。 まりさの髪が、皆が「すてきなかみがただね!」と褒めてくれた自慢の髪が、バケモノによって汚されていく。 「やめてね!なにするの!まりさのかみにさわらないでね!」 まりさの言う事には一切耳を貸さず、黙々と作業を続けるバケモノ。 後ろに髪を纏めると髪に何かを付けた。きっとまりさを辱める為に何か変な物を付けたのだろう。 周りに群れの仲間達がいないので誰にも見られる心配は無いが、 そんな事は何の慰めにもならなかった。悔しさのあまりまりさは大粒の涙をぽろぽろとこぼす。 次にバケモノはまりさを持ち上げると、自分の顔の横にまりさを持ってきた。 何をするつもりなのだろう?最早抵抗する気も起きない。まりさは諦めて身を委ねる。 バケモノは無抵抗のまりさの頬に自分の頬を重ねる。まさか・・・まさか・・・ 「いやっ!いやっ!!いやああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 「やめて!やめて!おねがい!はなしてええええええええええええええええええ!!!!!!」 バケモノが何をする気なのかを理解したまりさ。死に物狂いで抵抗する。 犯される!いやだ!こんな奴とすっきりなんかしたくない! ざらざらとした物がまりさの肌に触れ、上下に動かされる度にジョリジョリと気味の悪い音を立てる。 気持ち悪い。大好きなありすのすべすべの肌とは比べ物にならない不快感。当然すっきりなどできる筈も無い。 泣き、叫び、必死に懇願するが、凌辱は止まらない。結局バケモノが満足するまで続けられた。 バケモノによる凌辱が終わった後、帽子を返されどこか別の場所に運ばれたが良く覚えていない。 もう涙も出ない。まりさは放心状態で「あ、あ、あ」と低く呟き続けていた。 目的地に到着したのだろうか。柔らかい物の上に座らせられ、上に何かを被せられた。 今度は何?何をするつもり?もう嫌だ。疲れた。何も考えられない。考えたくない。 まりさは疲れ切っていた。休みたい。眠りたい。ゆっくりしたい。 その時、カチッと音がすると一瞬で辺りが暗くなった。 どんな魔法を使ったのかは知らないが夜になった様だ。夜になったのだからバケモノも眠るだろう。 ああ、やっと終わった。これでゆっくりできる・・・ まりさは安堵の息をつき、静かに目を閉じ眠ろうとしたが・・・ 「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・」 「ゆっ!?」 「ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ・・・」 「ゆゆっ!?」 すぐ横でバケモノが唸り声を上げている。恐ろしい唸り声。怖くてちっともゆっくりできない。 しばらくすると音は止むが、まりさがウトウトして眠りに落ちようとするとまた唸りだす。 まりさはその度にビクッとして目が覚める。眠る事も許されない長い長い夜が続く・・・ (逃亡) どの位時間が経ったのだろうだろうか。一睡もしていないせいで意識が朦朧とする。それにお腹も空いた。 何か食べたい。ああ、やっぱりバケモノもお腹が空くんだろうか。そしてまりさは食べられてしまうんだろうか。 そうだ。きっとそうに違いない。後で食べるためにまりさは生かされているんだ。 そういえば暫く前からバケモノの唸り声を聞いていない。どうして?どこかへ行ったのか? 体の上に被せられた物からモゾモゾと這い出す。そして、まりさの目に飛び込んできたのは・・・ 「ゆ!もりだ!もりがみえる!」 森の中に入る事さえできればきっと逃げ切れる。森の草木はまりさの姿を隠してくれる。 バケモノは?バケモノはどこにいる?辺りを見回すがアイツはいない。どこかへ行ってしまった様だ。 何という好機。逃げるなら今しか無い。まりさは喜び勇んで森へ向け跳ねて行く。しかし・・・ 「ゆ゛っ!!!」 何かにぶつかった。後ろに弾き飛ばされるまりさ。え?なんで?どうして? 目の前には何も無い。気を取り直してもう一度跳ねるが、結果は同じ。 見えない何かにぶつかって、それ以上前へと進めない。 まさか、アイツが魔法を掛けたのか?まりさが逃げられない様に。 まりさは焦りだした。早く逃げないといけないのに。今が、今がチャンスなのに。 何度も何度も挑戦するが、その度まりさは弾かれる。一歩も前に進めずに、顔が真っ赤に腫れただけ。 ガチャ!聞き覚えのある音。まりさは恐る恐る振り返る。するとそこにいたのはやっぱりアイツ。 逃げられないまりさを嘲笑う様な不気味な笑顔。恐怖に足が竦み動けない。 バケモノの長い腕がまりさを掴む。持ち上げられたまりさにバケモノの口が近付いてくる。 あああ!食べられる!食べられちゃう!助けて!誰か、誰か助けて!!! 身をよじり何とか逃げ出そうとするまりさ。しかし、必死の抵抗も虚しく、口はもう目の前。 「いやああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 end 作者名 ツェ 今まで書いたもの 「ゆっくりTVショッピング」 「消えたゆっくり」 「飛蝗」 「街」 「童謡」 「ある研究者の日記」 「短編集」 「嘘」 「こんな台詞を聞くと・・・」 「七匹のゆっくり」 「はじめてのひとりぐらし」 「狂気」 「ヤブ」 「ゆ狩りー1」 「ゆ狩りー2」 「母をたずねて三里」 「水夫と学者とゆっくりと」 「泣きゆっくり」 「ふゅーじょんしましょっ♪」 「ゆっくり理髪店」 「ずっと・・・(前)」 「ずっと・・・(後)」 「シャッターチャンス」 「座敷ゆっくり」 「○ぶ」 「夢」 「悪食の姫」 「中学生のゆっくりいじめ(前編)」 「中学生のゆっくりいじめ(後編)」 「ゆっくりできないあいつ」 「とかいはルール」 「まりさまりさまりさ・・・」 「餡子の記憶」 (蛇足) ぶっちゅーーーーーーーー 「おいーっす。おはよ・・・って、おま、何やってんの!」 「え?何ってちょっとキスを・・・」 「んな事見りゃわかるよ!何でゆっくり相手にキスしてんのかって聞いてんだよ!」 「何でって・・・かわいいじゃん、ゆっくり。かわいい子にはキスしたくならない?」 「ならねーよ。はぁ・・・まあいいや。ところで、そいつか?一昨日森から連れて来たゆっくりってのは。」 「そう。一月くらい前だったかな?森の中で新しいコロニーを見つけたんだ。 定期的に観察しようって事になってさ、それで一昨日見に行った訳よ。もう、ビックリしたよ。 群れに感染症が発生してたんだ。そんで慌てて連れて来てさ、治療したって訳。 最初に見つけて健康チェックした時は特に問題無かったんだけどなあ。」 「?治療が終わったなら何でここにいるの?放してやればいいじゃん。 つーか、まず下に置いてやれ。嫌がってんだろ。かわいそうに・・・」 「え?嫌がってる?」 「ほら見ろよ。離した途端に逃げ出した。あーあー、怯えちゃって。 窓ガラスにも気付かずに逃げようとしてるじゃねえか。お前一体何したんだよ。」 「何って、髪型変えてあげたりとか・・・」 「あ!ホントだ。今気付いた。何でポニーテールになってんだよ。」 「いや、だって俺、ポニテ萌えだし・・・」 「はぁ・・・」 「それから頬ずりしたり。ああ、あと夜は同じベッドで一緒に寝たよ。」 「ひげ面の男に頬ずりされたあげく、一晩中イビキと歯軋りを聞かされた訳か。 そりゃ、怯えもするわ。ゆっくりに同情するよ・・・」 このSSに感想をつける
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※原作好きの方もそうでない方も気分を害される可能性があります。 ※いじめ分薄めです。 ※40字改行です。 【東方緩慢堂】 夕暮れの幻想郷。 魔法の森と人里の境。 泣き出しそうな空の下、不思議な建物の店が佇んでいた。 入り口の看板には「香霖堂」の文字。 店内には何に使うのやら分からない品が、所狭しと並べられていた。 「これは・・・降ってきそうだな」 窓から空を眺め、ひとりごちた。 読みかけの本に視線を戻し、ページを捲る。 本日の売り上げ、及び来店人数は共にゼロ。 なに、別に珍しい事ではない。 紙が擦れる音に、雨音が混じり始めた。 「・・・降ってきたか」 これでは来客も見込めないだろう。 いい時間だし、今日は店じまいにしようか。 そう思い、立ち上がる。 「・・・・・・・・・よ・・・」 「・・・・・・で・・・・・・ね・・・」 何やら、声が近づいてくる。 雨宿りの類だろうか。 そんな事を考えていると、乱暴にドアが開け放たれた。 ――ドン、ドン、バンッ ――カラン、カラン 「いらっしゃ・・・」 いらっしゃい。 入り口にに向かって、そう声を掛けようとして僕は固まった。 「「ゆっくりしていってね!!」」 生首だ。 首が喋ってる。 霊夢と魔理沙? いやいや彼女達は人間だ、首だけで喋れるはずが無い。 「「おにいさんはゆっくりできるひと?」」 落ち着け、落ち着くんだ。 こいつらが何者なのかは一先ず置いておこう。頭が痛くなる。 大事なのはこいつら何をしに僕の所へ来たのかということだ。 「おにいさんきいてるの!?」 「ゆっくりへんじしてね!」 「ああ、すまない。それで、うちになにか御用かな」 「おそとでゆっくりしてたよ!」 「あめさんがふってきてゆっくりできないんだぜ!」 「ふむ」 どうやら知能も力も余り高くは無いらしい。 生まれたばかりの妖怪か妖精の類だろうか。 それにしても見た事の無いタイプだが・・・。 「ゆっくりさせていってね!!」 「ついでにごはんもってきてね! おかしでもいいよ!」 「・・・帰ってくれ」 お客様ではない事はよく分かった。 とてもお金を持っているようにも見えない。 ならばばこんな得体の知れない生き物をうちに置いておく義理は無い。 厚かましいとあっては尚更だ。 「どおしてそんなこというのぉ!?」 「ゆっくりできないおじさんはしぬんだぜ!」 魔理沙っぽい方が飛び掛ってきた。が、 ――ヒョイ ――べしゃっ! ・・・遅い。僕でも難なく避ける事ができた。 黒い帽子を被った生き物は顔面から床に突っ込む形となった。 「ゆびぃぃ!?」 「ま、まりさ!?」 「・・・」 「ど、どぼじでよ゛げるの゛お゛お゛お゛ぉぉ!?」 「まりさをいじめないでね! ゆっくりあやまってね!」 なんだか僕が悪者みたいだ。 何も悪い事はしていないはずだが。 「ゆ゛ぅ゛・・・いたいんだじぇ・・・いたくてしぬじぇぇ・・・」 「どおしてこんなことするの! おになの! あくまなの!?」 仕方がない、今日は面倒を見てやる事にしよう。 「はぁ・・・。悪かった、雨がやむまでは置いてやるよ。 後はご飯だったか。お菓子でいいのかい?」 「「ゆっ!」」 「ありがとうおにいさん!」 「ゆっくりしないでもってくるんだぜ!!」 お菓子と聞いた途端、目を輝かせる2匹。 黒いの、さては嘘泣きだったな? 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせぇぇ♪」 「がつがつ・・・うっめ、がっがっ・・・これめっちゃうめ!」 床に煎餅と最中を置いてやると、凄まじい勢いで食べ始めた。 食べかすが飛び散っている。居間に上げなかったのは正解だった。 「君達、もう少し落ち着いて食べれないのかい」 「むーしゃむーしゃ♪」 「うっめ!これめっちゃうっめ!」 全く聞こえていないようだ。 まぁ、これだけおいしそうに食べてもらえば、賞味期限の切れた最中も本望だろう。 僕も食事を摂ることにしよう。 「ゆぅ・・・。ゆぅ・・・。」 「ゆぴー・・・。ゆぴー・・・。」 あれから煎餅と最中を食べつくし、 更に僕の夕飯を半分平らげた所で、ようやく満足したようだ。 この体のどこにそれだけのスペースがあったというのだろうか。 食後に話を聞くと、黒い帽子を被ったほうは「まりさ」、 赤いリボンを付けた方は「れいむ」と名乗った。 姿も名前も似ているとなると、やはりあの少女達と関係があるのだろう。 今度魔理沙か霊夢が来たら、この不思議な生き物について聞いてみるとしよう。 他にも普段は森で仲間と暮らしているとか、 長時間雨などの水に触れていると体が溶けてしまうという話を聞いた。 それにしても、良く眠っている。 僕が信用されているのか(自惚れか?)、危機管理能力に欠けているのか。 どちらにしろ、店の中は森よりは寝心地がいいのだろう。 なんとなく眺めていると、突如ある情報が「視え」た。 (名称:饅頭 用途:食用・観賞用・ストレス解消用) 道具の名前と用途が判る程度の能力。 本来人妖や動物などの生き物には通用しない能力のはずだ。 饅頭に何かが憑いている? もしくは妖怪変化の途中で、饅頭と妖怪の境界を跨ぎ切っていないのか。 しかし、正体が饅頭とは驚いた。 見た目はアレだが、饅頭というなら食用というのも頷ける。 起きている時はふてぶてしい表情をしていたが、 こうして見ると可愛げが無い・・・こともない。 それにしても最後の「ストレス解消用」とは一体どういうことだろう。 それ以上踏み込むのは良くない気がしたので、その日は寝てしまうことにした。 早朝。 雨はすっかり上がっていた。 れいむとまりさは「「ゆっくりしていってね!!」」の声と共に起き、 大量の食料を消費した後、元気に飛び跳ねて行った。 「またきてあげるね!!」 「ごはんをよういしてまっててね!」 「もう来なくていいよ・・・」 味を占めて懐かれなければいいのだが。 入り口の札を「営業中」に切り替え、店内に戻る。 そして、僕はいつものように本を読み始めた。 ――カラン、カラン 「おーい、香霖いるかー?」 「ああ魔理沙、丁度良かった」 「あー?」 「昨日、妙な生き物が入ってきてね」 「私は動物の専門家じゃないぜ」 「簡単にいえば、魔理沙と霊夢の生首だ」 「あー、それなら「ゆっくり」だぜ。あと私と一緒にするな。胸が悪くなる」 魔理沙によれば、あの生首のような生き物はその口癖から「ゆっくり」と呼ばれていて、 なぜか幻想郷の少女に似た顔をしているらしい。本人達はかなり迷惑しているようだ。 「香霖はもうちょっと外に出た方がいいぜ。人里ではもう常識だぜ?」 「そうなのか。所で、あれは食べられるのかい?」 「ああ、見た目さえ気にしなければうまいらしい。私は食べないがな」 「食べるといえばそろそろ昼時だな。魔理沙も食べて行くかい?」 「それなら、私が作るぜ。キノコも採ってきたしな」 「初めからそのつもりだったんじゃないだろうな」 魔理沙は何も言わずお勝手に入って行った。 せっかく作ってくれるというのだ、本でも読みながら待つとしよう。 「できたぜ~。いつもながらろくな食料がないんだな」 メニューは、キノコ汁と漬物がメインだ。 質素だが、僕は半分妖怪だから余り食べる必要はない。 そのためもともと食料を多く置いていないのだ。 その上、昨日の夜から今朝にかけて大量に食べるやつがいたしね・・・。 食べようか、としたその時 ――バンッ! 「「ゆっくりしていってね!!」」 今朝見送ったはずのゆっくりが飛び込んできた。 「おにーさん! れいむたちにごはんちょうだいね!!」 「ゆゆ!? ごはんのにおいがするんだぜ!」 そういったかと思うと、断りもなく土足(?)で居間に入ってきた。 「ゆ! やっぱりごはんだぜ!!」 「れいむたちのためによういしてくれたんだね!」 「おい、お前・・・ 魔理沙が止める間もなく、2匹が卓の上に飛び乗った。 キノコ汁の器がひっくり返り、香の物が宙を舞う。 呆然とその光景を見守る僕達。 「ゆゆ!? ごはんがなくなったよ!?」 「まりさのごはんどこなんだぜ!?」 「・・・」 ――ピシッ まりさが、まりさといった瞬間、場の空気が変わったような気がした。 「お前達が、やったんだろ。それにお前達のご飯じゃない」 「ゆ!? おねえさんだれ!? どこからはいってきたの!?」 「ここはまりさとれいむとおにーさんのおうちだよ!!」 いつから彼女達のおうちになったんだろう。 僕は今までもこれからも一人で住んでいるつもりだが。 「今すぐ、出て行け」 魔理沙の最後通告。 僕は家が壊されないか気が気でなかった。 「なにいってるの! へんなこというめすぶたはしんでね!」 「さっさとでていってね! でもそのまえにごはんよういしてね!」 「・・・」 魔理沙がゆっくりに近づいて行き、 「お、おい、ここで暴れないでくれよ」 通り過ぎ、窓を開け放った。 「ゆっ!?」 「なにするの! まりさをはなしてね!」 「・・・」 そしてまりさを掴み、大きく振りかぶる。 「なにするの! はなしてね! ゆっくりやめていってね!」 「ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってねぇ!?」 窓から外へ投げる。全力で。 「ゆびゅあぁぁああぁぁ!? おねえさんのばかああぁぁぁ・・・ぁ・・・・・・!」 「ま゛り゛ざあぁぁぁぁぁ!!?」 その後、れいむも同じ道を辿った。 「ま、死んではいないだろ。これからは戸締りに気をつけろよ」 「魔理沙は僕に店じまいをしろと?」 「そうは言ってないぜ。でも元々客なんて来ないじゃないか」 今日は帰るぜ、といって魔理沙は帰って行った。 これから居間を片付けることを考えると気が重い。 ゆっくり、か。やっかいな生き物に懐かれてしまったものだ。 ――カランカランカラン 「霖之助さん、いるかしら」 「ああ霊夢、久しぶりだね」 霊夢はきまぐれで、毎日のように来ることもあれば、一月近く顔を出さないこともある。 「最近変な生き物が増えてるの。知ってるかしら」 「ゆっくりのことかい?」 「そう! それでね、山に棲んでるのはまだいいんだけど人里や神社を荒らすやつらがい るのよ。それはまだいいとしても、私を真似たような顔をしているのが許せないわ」 「それは災難だね」 「ああそれとは関係ないんだけど、服の修繕を・・・ ――バーン! ――カラン、カラッ 「「ゆっくりしていってね!!」」 あのゆっくりが、ふてぶてしくもキリッとした表情でこちらを見上げている。 「・・・それでね。弾幕ごっこで服が破れちゃって。修繕を頼みたいのよ」 「またかい?」 「「むししないでね!! おにいさんはごはんちょうだいね!!」」 「これなんだけど。もちろんお代はツケでね」 「あのなぁ霊夢。いつも言っている事だが、商いというものは・・・ 「じゃまなおねえさんはきえてね!」 「ここはれいむとまりさのおうちだよ!!」 「あっ」 ゆっくりに体当たりをされて、霊夢が体勢を崩した。 更にボスボスと追い討ちをかける。 「お、おい。大丈夫か?」 「れいむのまねをしてかわいくなったつもりなの! ばかなの!?」 「ぶさいくなおねえさんはみのほどをわきまえてね!!」 「・・・」 ――ヒュッ ――ペタタッ 「「ゆ・・・? ゆぎゃああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!!!?」」 「身の程を弁えるのはアンタ達よ、このド饅頭。」 「あ゛づい゛い゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!! これな゛んな゛の゛おぉ゛ぉ゛!!?」 「い゛だい゛ぃぃぃぃ!!! ゆっぐりでぎな゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」 いつのまにかゆっくり達の額に、妖怪退治用の札が貼り付いていた。 札のふちから、少し煙が出ている。 「ゆっぐりはがれてね゛えぇぇ゛え゛ぇ゛え゛!!?」 「おね゛え゛ざんはがしでぐだざい゛ぃぃぃぃぃ!!!!」 よほど辛いのだろう、滂沱の涙を流しながら 額を床に擦りつけたり、霊夢に懇願している。 「・・・霊夢、やりすぎだ」 「こいつらは甘やかすと付け上がるから、これくらいで丁度いいのよ」 そういいながらも剥がしてやる霊夢。 途端に逃げ出すゆっくり達。 ぴょんぴょん飛び跳ねながら時折振り返り、何やら叫んでいる。 「ゆっくりできないばばあはしんでね!!」 「きょうはこれくらいでゆるしてやるんだぜ!!」 ―その夜。 僕は霊夢と魔理沙、そしてゆっくり達の事を考えていた。 ゆっくりが彼女達をモチーフにしていることはまず間違いない。 しかし本人達にもその理由は分からないようだった。 昼間の霊夢もそうだが、魔理沙もゆっくりにいい感情を持っていないようだった。 自分達の同じ顔の生き物がいれば確かに気味が悪いかもしれない。 しかし、それ以上の何かを彼女達からは感じた。 ゆっくりは人里を荒らすと言うから、もしかしたら同じ顔をした彼女達に対する風当たり が強くなってストレスを溜めているのかもしれない。 だとすれば、僕に何かできる事はないだろうか。 思い過ごしならばそれでいいのだが・・・。 黄昏の幻想郷。 魔法の森と人里の間にある道。 ゆっくりが2匹跳ねていた。 2匹の額には四角いアザのようなものがある。 「ゆっ ゆっ ゆっ」 「おにーさんにごはんわけてもらおうね!!」 「いじわるなおねーさんにきをつけるんだぜ!」 「れいむのまねをするなんてばかなおねーさんだね!」 「れいむのほうがひゃくばいかわいいんだぜ!」 「ゆぅ てれるよまりさぁ」 「馬鹿で悪かったわね」 「「ゆううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!?」」 「今度は逃がさないわよ」 「「ゆっくりにげるよ(ぜ)!!」」 「・・・ホーミングアミュレット」 「ゆぷぷ、どこねらってるのおねえさん!!」 「ばかなおねえさんだぜ! げらげらげら!」 「・・・」 「ゆうう!? どぼじてまがるのおおおおお!??」 「どぼじでもどってぐるんだぜえぇぇぇ!?」 「ゆびぃっ!?」 「ゆべっ べべっ!!」 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛! いだい゛ぃぃぃぃ!!」 「ゆぐぅ・・・れいむ、ゆっくりしないでにげるんだぜ!」 「お、ゆっくりじゃないか」 「ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛ぅぅぅぅ!?」 「あのどきのおね゛え゛ざん゛ん゛ん゛ん゛!?」 「人の顔をみるなり逃げるなんて酷いやつらだな。『ゆっくりしていってね!』」 「「ゆっ」」 「パスウェイジョンニードル」 「「ゆっくりしていって・・・ね゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!??」」 「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」 「どぼいうごどな゛の゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!?」 「あー、うるさいぜ。霊夢」 「あら魔理沙じゃない」 「「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」」 「こいつら香霖堂にいたやつらだろ? 止めもらっていいか?」 「別にいいわよ、気もすんだし」 「じゃあ取っておきをお見舞いするぜ。『恋符』・・・ なんだか外が騒がしいな。 霊夢か魔理沙辺りが弾幕ごっこをしているのかもしれない。 ――カランカラン 「いらっしゃ・・・ ってなんだ」 「なんだとはご挨拶だぜ」 「霖之助さん、服仕上がってるかしら?」 「ああ、出来てるよ。それにしても二人で来るなんて珍しいな」 「そこで会っただけだぜ」 「そういえば今日は来ていないんだが、ゆっくりを見なかったか?」 「見て無いわね」 「どうでもいいぜ。なぁ?」 「ふふ、そうね」 「・・・?」 なんだか今日は二人とも機嫌がいいな。 まぁ、僕の心配も取り越し苦労だったということだろう。 今日も幻想郷は概ね平和だった。 おわり ―オマケ― 草叢から、香霖堂を見つめる影があった。 「にんげんのいえだぜ! あそこをまりさのゆっくりぷれいすにするんだぜ」 そろーり、そろーり。 そう、口にしながら建物のドアに近づいていく。 まりさは、体当たりでドアを開け放った。 「ゆっく・・・! そこでまりさがみたものとは。 一人の男・・・いや、漢だった。 クセのない銀髪に爽やかな笑顔。 角ばったメガネと純白の褌のみを身につけている。 筋骨隆々、鋼の肉体は両手の親指だけで支えられている。 「ふんっ! ふんっ! ふんっ! ふんっ!」 彼が腕立て伏せをする度、両腕の筋肉が盛り上がり珠の汗を飛ばす。 「ん・・・? やぁ、ゆっくりしていってくれたまえ!」 「ご・・・ごゆるりと・・・だぜ」 「つれないじゃないかまりさ! ゆっくりしていってね!」 ノーモーションで立ち上がりまりさに近づく霖之助・・・いや、こーりん。 「いやあああああ!? こないでね!? こないでね!? こっちこないでねええ!?」 あっさりつかまってしまうまりさ。 「さあさあさあ遠慮しないで僕の筋肉とすりすりしてね! まずは腹筋だ!」 「ごつごつしててゆっくりできないぃぃぃぃぃぃ!!」 「お次は大胸筋だ! ちなみにDカップだよ!」 「い゛み゛がわ゛がら゛な゛い゛ぃぃぃぃぃぃ!?」 「最後は上腕二頭筋だ! ゆっくりしていってね!」 「いやああああああ!! わきにはさまないでねえええ!? くさぃ゛ぃぃぃ!?」 「まだまだ! もっと僕の筋肉を感じてくれたまえ! ワンモアセッ!」 「い゛や゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!?」 「ゆっぐり゛させでえ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!」 あとがき ヤンデレのレイマリに死ぬほど妬まれて ゆっくりできないゆっくりが書きたかったんだけど 見事に失敗した結果がこれだよ! 過去作品という名の黒歴史 眠れない夜 ゆっくりの小学校(前)(後) このSSに感想を付ける
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過去にwikiを荒らした者を晒していく。 荒らしは遠慮なく規制。ここはオープンなwikiを目指しているので、規制したものも全て晒す。 管理人には全てお見通し。 荒らしリスト ミラ風 このwikiが完成した当初に荒らしまわっていた。 事実しか書かれていない記事をねつ造するなどの害悪。また、身内ネタであるブロリーネタで編集していた害悪。 AC厨 一時期ホモネタで埋め尽くそうとした害悪。 生涯孤独人 自分のページに書かれた事実を全消しする害悪。規制されても何度も復活する。
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嫁wikiについて 作成中 嫁 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
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違うありす 15KB 虐待-普通 制裁 愛で パロディ 小ネタ 同族殺し 飼いゆ 野良ゆ 赤子・子供 ゲス 現代 独自設定 今回はちょっと変わった話を書いてみました ・今回は不思議なお話になっています ・独自設定、東方元作設定もあります ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! 公園でぼんやりとベンチに座っていると、不思議な女の子が私に話しかけてきた。 「こんにちわお兄さん。お隣に座ってもいいかしら?」 青い洋服にブロンドの綺麗な髪に大きな青いリボンを付けており、まるで人形のように白い肌とあわせて 絵本にでてくる不思議な国の少女のような錯覚を覚えるほどだ。 手には大事そうに大きな本を持っており、私の隣に座ると小さな膝にゆっくりと本を置いた。 「なんだかお兄さんは悲しそうね。見てるとこっちまで悲しくなりそうだわ。」 私の心境を見透かすようにその少女は私の顔をじっと見つめる。吸い込まれそうな青い瞳に私はつい目をそらしてしまう。 「別に悲しくなんかないよ。ただちょっと疲れてるだけさ。」 そういって誤魔化す私にその少女はにこりと微笑む。 「それならよかったわ。ねぇお兄さん。お菓子があるんだけど一緒に食べない?」 そういって少女は俺に饅頭を差し出してきた。それはゆっくりを加工した巷で評判のれいむ饅頭だった。 加工所で生産され特別な製法によって念入りな虐待を施されたようなその甘さに今では一大ブームになっている饅頭だ。 私は悪いと思って断るが、少女は強く勧めてきた。 「遠慮しないでいいわ。私の分はちゃんとあるし、何よりこのお饅頭はお兄さんに食べられたがってるわ。」 そういって少女はもう一つ饅頭を取り出し俺に見せる。れいむ饅頭と並んで売れているまりさ饅頭だ。 不思議な少女の勧めだが、ここまで言われて断るのも悪いと思いれいむ饅頭を受け取り一口食べる。 「美味いな、前に食べた時よりも美味しい気がするよ。」 「喜んでもらえて良かったわ。実はこのお饅頭は特別なものなの。」 そういって美味しそうにまりさ饅頭を食べる少女。俺達は仲良く饅頭を食べ終わる。 「お兄さん、暗くなるまでまだ時間があるから私と遊んでくれないかしら?」 そういうと少女はベンチから立ち上がり私に遊んでほしいとせがんてくる。夕方ではあるがまだ明るく、 どうせ家に帰ってもやることもない私はこの申し出を快く受けることにした。 「そうだな、それじゃあ一緒に遊ぼうか。」 「ありがとうお兄さん!それじゃあかくれんぼをしましょう、私が隠れるからお兄さんが私を探してね。」 私は目をつぶりゆっくりと数を数え始める。そして数え終わると私はゆっくりと公園内を探すことにした。 公園には飼いゆっくりなのか、バッジを着けたゆっくり達が楽しそうに遊んでいる。 私はそれを微笑ましい気分で見て、少女を探すことを続ける。そして公園に植えられている木の後ろからはみ出ている青いリボンを見つけた。 「見つけたよ。」 「見つかっちゃったわ。じゃあ次はお兄さんが隠れる番よ!」 そうして私はこの不思議な少女とかくれんぼをして遊んだ。少女が満足する頃にはあたりはずい分と暗くなっていた。 「そろそろ、暗くなったからお家にお帰り。両親が心配してるよ。」 そう言って私は少女に家に帰る様に促す。しかし少女は何やらこちらを見つめて私にこんなことを言ってきた。 「ねぇお兄さん。お兄さんは最近とても悲しいことがあったよね。」 その言葉に私はつい最近起こった辛い事実を思い出す。 「ただいまありす。今日はありすにおみやげを買ってきたぞ。」 私はそう声をかけ、ペットとして飼っているありすを喜ばせようとした。 一人暮らしが続き誰も家にいないこともあり、私は一匹のありすをペットショップから買った。 ありすは銅バッジではあったが、私によく懐きなにより一人暮らしで寂しい生活に大きな潤いをもたらしてくれる。 少々いじっぱりな部分もあるが、それは照れ隠しであり私によく甘えてくれる可愛らしいありすだ。 今では家族同然でもあり、今日はありすが家に来てちょうど一年目ということもあり祝にケーキを買ってきたのだ。 「ゆ!やっとどれいがかえってきたんだぜ!おそすぎておなかがへったんだぜ!」 「ほんとうだよ!ごはんさんもないしとんだくそどれいだよ!」 私の目に入ったのはボロボロに荒らされた部屋と汚い二匹のゆっくりであった。二匹の周りには子供なのか 赤ゆっくりが気持ち良さそうに眠っている。だがそんなことより私が驚いたのは黒ずんで動かない私のアリスである。 「大丈夫かありす!」 持っていたケーキを放り出し、私はありすに駆け寄り体を調べる。だがその体からはありすのカスタードが虚しく流れている。 愕然とする私を気にせずゆっくりはありすのために買ってきたケーキに群がる。 「ゆゆ!なんだかあまあまなにおいがするよ!これはまりさたちのためにかってきたんだね!」 「ほうとうだ!おちびちゃんたち、あまあまさんがあるからいっしょにたべようね!」 「「「あみゃあみゃ!?」」」 眠っていた赤ゆっくり達も起き上がり、周りにケーキを巻き散らかしながら汚く食べ始める。 「むーしゃむーしゃ!しあわせええええええええ!」 「うっめ!これめっちゃうめ!」 「「「ちあわちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」」」 そう言って美味そうにケーキを貪っていくゆっくり達。ケーキを食べ終え満足したのかゆっくりたちは私に向ってこう言ってきた。 「なかなかみどころがあるどれいだね!とくべつにまりさたちのゆっくりぷれいすせんぞくのどれいにしてあげるよ!」 「とくべつにれいむのかわいらしいおちびちゃんをみせてあげるよ!かわいすぎてごめんね~!」 「うんうんしゅるよ!かわいいれいむがうんうんしゅるよ!」 「まりちゃもしゅるよ!どれいはとくべちゅにまりちゃのうんうんをたべさせちぇあげりゅよ!」 「もっちょあみゃあみゃもっちぇこいこのくしょどれい!」 そういって床にうんうんをし始める赤ゆっくり達。私はそれをみて怒りを抑えて二匹の成体ゆっくりであるれいむとまりさに聞く。 「お前たちがありすを殺したのか?」 「そうだよ!まりさたちのゆっくりぷれいすにかってにはいってきたゲスなありすはまりささまがせいっさいしてやったんだぜ!」 「ゆゆ~ん、まりさかっこいいよ!あのありすのくりーむもまあまあなあじだったよ!」 「あみゃあみゃおいしかったね!」 「あのときのおとうしゃんはかっこよかっちゃね!まりちゃもいちゅかおとうしゃんみたいになりゅよ!」 「どうでもいいからあみゃあみゃもっちぇこいくそじじい!」 悪びれた様子もなくそう私に言ってのけるゆっくり共。窓を見ると石を使って割ったのかガラスが壊されていた。 野良ゆっくりによって飼いゆが殺されるとは聞いていたが、まさか私のありすが殺されるとは。 私は怒りに震える手をゆっくりにも分かるようにゆっくりと振り上げた。 「なにしちぇるの!なんどもいわしぇないではやくあみゃあみゃ」 そう言って五月蠅く騒ぐ赤れいむに向けて私は力強く腕を振り落とした。赤れいむは潰れ床には餡子の花がきれいに広がった。 一瞬の沈黙の後、ゆっくり共が大きな声をあげて叫び始める。 「ゆわあああああああああ!まりさのおちびちゃんがあああああ!」 「れいむににたとてもびゆっくりのおちびちゃんがあああああああああああああ!」 「「れいみゅ(まりちゃ)のかわいいいもうちょがあああああああ!」 そう言ってゆっくり共は自分の家族が殺されたことを悲しむ。母親であるれいむは潰れて原型を留めていないあかれいむをなめ始める。 「ぺーろぺーろ!おちびちゃんおねがいだからなおってええええええええええ!」 そんなことで死んだゆっくりが生き返るはずもなく、無駄な行為を虚しく続けるれいむ。 私はそんなれいむを見てさらに怒りを膨らませる。ありすを殺しておいて何が可愛いおちびちゃんだ! 私が憎しみをこめてれいむを見ているとまりさが私を睨みつけ膨らんで威嚇をしてくる。 「ぷくぅー!まりさのかわいいおちびちゃんをころしたくそどれいはまりさがせいっさいするよ!」 「おとうしゃんがんばれー!」 「まりちゃもやるよ!くしょどれいはまりちゃがせいっしゃいするよ!」 そう言ってまりさと赤まりさは私に体当たりをしてくる。大した痛みもなくただ軽い音を響かせるだけだった。 それをみてれいむはまりさに声援をあげて応援する。 「いいよまりさ!くそどれいはいたがってうごけないでいるよ!」 「ばーきゃばーきゃ!しゃっしゃとしんでいもうちょにあやまっちぇね!」 まったく私に攻撃が通じていないことに気付かずれいむと赤れいむは私を罵倒し悦に浸っている。 私はいい加減鬱陶しく思い体当たりをしようとしてきたまりさに向けて蹴りをいれてやった。 「ゆべええええええええええ!まりざのぎれいなはがあああああああああ!」 「まりさああああああああ!しっかりしてええええええ!」 「ゆわああああああ!おとうしゃんのかっきょいいおかおがああああああああ!」 そういって心配そうに蹴り飛ばされたまりさに近づくれいむ達。私の蹴りによってまりさの歯は折れ、 片目を陥没して潰れ目のあった所からは甘いシロップが涙のように流れている。一緒に体当たりをしていた赤まりさは 恐怖に震えおそろしーしーを漏らしていた。私は赤まりさを持ち上げるとまりさの帽子を取り上げる。 「まりちゃのだいじなおぼうち!かえちてね!ゆっくりしないでくしょどれいははやくかえちてね!」 私に帽子を返すように喚く赤まりさを無視して帽子を片手で少しづつ破いていく。 その光景に赤まりさは悲痛な叫びをあげる。 「まりちゃのだいじなおぼうちがああああああ!どぼぢでごんなごどずるのおおおおおおお!」 どうしてだと?こいつらは自分が何をしたのか理解していないのか。私は赤まりさを両手で挟みこむとゆっくり力を加えていく。 「くるちいよおおおおおお!まりちゃちゅぶれちゃうよおおおおおお!」 苦痛と恐怖を少しづつ与えるためにも、わざと少しづつ力を加える。そして私の両手は徐々にその距離を縮めていった。 「ちゅびゅれりゅううううううううううう!ゆげ!」 そして私の両手がぴったり重なったとき赤まりさの断末魔をあげてこの世を去った。 私は餡子まみれの両手で親まりさに介護している赤れいむを摘まみあげる。 「ぺーりょぺーりょ!ゆ?おちょらをとんぢぇるみちゃい!」 「ゆわああああああああ!れいむのおちびちゃん!?かえしてね!れいむのおちびちゃんをかえしてね!」 自分が次に死ぬということに気付かず赤れいむは楽しげな声をあげる。私の意図に気づいたのかれいむは赤れいむを返すように言う。 だがそんなことで私が返すわけがない。私は赤れいむのもみあげに手を伸ばす。 「ゆ?なにちゅるの!れいみゅのきれいなもみあげしゃんにしゃわらないでね!」 私は赤れいむの言葉を無視してそのもみあげを力強く引き抜いた。 「ゆぎゃあああああああああ!れいみゅのきれいなもみあげしゃんがああああああ!いちゃいよおおおおおおお!」 泣き叫ぶ赤れいむに私はさらにもう片方のもみあげを引き抜いてやった。更なる激痛に赤れいむが絶叫をあげた。 「ゆぎゅうううううううう!いちゃいいいいいいいいい!おかあしゃんたしゅけちぇぇぇぇぇ!」 「おちびちゃああああああああああん!」 必死に助けを求める赤れいむ。私は赤れいむに声をかけるれいむに向かっておもいっきり投げつけてやった。 赤れいむはれいむにぶつかり弾け、れいむは自分に感じる痛みとともに張り付いた赤れいむの死体を直視することになった。 「いたいいいいい!ゆ?おちびちゃああああああん!ゆっくりどいてね!ゆっくりできないにおいがしておかあさんがゆっくりできないよ!」 そういってなんとか赤れいむの死体を引き離そうと体を揺するれいむ。私はそんなれいむを床に押し付けると少しづつ 床でれいむの体を摩り下ろしていく。 「ゆべ!やべでね!ゆっくりでぎないにおいがづいぢゃうよ!それどおがおがいだぐでゆっぐりでぎないよ!」 私にやめるように懇願するれいむ。私はれいむを無視してただ床に擦りつけていく。 「むじずるなああああああああ!ぐぞどれいはざっざとでいぶのいうごどをぎげえええええええええ!」 顔の皮が剥がれ激痛が襲ってきたれいむは怒声をあげて私に命令する。返事がわりに私はより一層の力をこめ擦るスピードを速める。 そしてれいむの体が半分ほどになった所で私はれいむの体から手を離す。生きているのか、それともただの痙攣なのか れいむの体はびくんびくんと震え続けていた。 「ごべんなじゃいいいいいい!あやばりまずがらまりざだけでもゆるじでくだざいいいいいいい!」 人間との力の差を知ったのか、まりさは今までの強気から一転して私に命乞いを始める。 私はまりさの掴みあげると部屋の窓を開けて外に出る。 「たすけてくれるんだね!ありがとうございます!このごおんはいっしょうわすれません!」 何か勘違いをしているまりさ。私は決してこのまりさを許したわけではない。私は庭に置いてある四角い箱の蓋を開け その中にまりさを放り込む。箱の中には生ゴミを入れてあり、ゆっくりコンポスト専用の加工場特製の箱だ。 箱の悪臭にまりさはたまらず声をあげた。 「くさいいいいいいいいいい!どぼぢで!ゆるしてくれたんじゃないのおおおおおおお!」 「誰が許すって言った。その中でありすを殺した罪を償うんだな。死なないように生ゴミとオレンジジュースをサービスしてやる。」 悲鳴をあげて助けを求めるまりさを無視して家に入る。蓋を閉めれば完全な防音にもなりまりさの叫びは一切聞こえなくなった。 部屋に戻ると私はありすの死体を持ち上げ、庭に穴を掘りそこに墓を造ってやった。 私がありすの辛い記憶を思い出している中、少女は私に優しく話しかける。 「お兄さんのありすはとても幸せだったわ。だって死んじゃった後でもこんなに思ってくれているんですから。」 何故見ず知らずの少女が私の飼っていたゆっくりがありすだと知っているのだろうか。 私の疑問を投げかける前に少女は遮るように話し続ける。 「お兄さんがありすが死んじゃった後ですごく辛かったことは知っているわ。私もそんなお兄さんを見てとても辛かった。」 まるで自分が私の飼っていたありすのような口ぶりで話す少女。慰めの言葉を言う少女に私は声を荒げてしまう。 「知った風な口を利くな!お前に俺の気持ちが、ありすの無念が分かるっていうのか!」 そう言って怒鳴りつける私を恐れる風もなく少女は私に近づき私に抱きつく。 払いのけようとする私を抑えるように少女は静かにこう言った。 「ありすはね、お兄さんに感謝してるの。銅バッジで田舎者のありすのことを嫌わないで大事にしてくれたお兄さんを。」 その言葉に私は動けなくなってしまった。どうしてこうも私が飼っていたありすのことを知っているのか。 なにより何故この少女の頭に私がありすに買ってやった髪飾りが付いているのか。 混乱する私の疑問に答えるように少女はこう答える。 「ありすは一度永遠にゆっくりしちゃったわ、そしてお兄さんのお部屋で幽霊さんになってお兄さんを見ていたの。」 涙ぐむ顔をあげ、私を見つめる少女。泣きながら、しかしはっきりと私に告げる。 「そうしていたら知らないおじさんが二人出てきたの。おじさん達はありすに 『もう一度あの人間と暮らせるようにしてやる』って言ったわ。」 私は少女を、いやありすの目線に合わせる為に体を屈めありすの顔を涙を抑えることのできない目で見る。 「気がついたらお兄さんの前にいたわ。嬉しくてすぐに飛びつきたかったけどそれは田舎者のすることだから。」 私は無言でありすを抱きしめた。声を上げずに泣く私をあやすようにありすは私の頭をなでた。 「もう二度とお兄さんからは離れないわ。これからもまたずっとゆっくりしましょうね!」 暗い公園で私は胴付きとなったありすを抱きしめしばらく泣き続けた。 「結局ありすを蘇らせてくれたおじさんはなんだったんだろうな・・・」 再び愛しいありすと暮らすようになったこの部屋で私はそんなことを呟く。その呟きにありすも分からないという風に答える。 「ありすにも分からないわ。ただそのおじさん達はこんなことを言ってくれたの。」 「一体どんなことをいったんだい?」 「『形は違えどお前もまた我々の求めるアリスだ』。そんなことを言っていたわ。」 そんな言葉を聞き私はさらに混乱してしまう。ゆっくりといえ死んだ生き物を蘇らせたのだ。 人間がそんなことを出来るはずもなく、そうだとしたらその二人は一体どんな存在だというのだ? 私の混乱をよそに姿の変わったありすは私の膝の上に座りこう笑いかける。 「良いじゃない分からないことは。そんなことよりまた一緒にクッキーでも作って食べましょう。」 そう言って私は台所に引っ張っていくアリス。私もそうだなと思いありすに連れられ台所に行く。 正体の分からない二人の人物に感謝しつつ私はありすとの幸福な生活を楽しむ。 おまけ 因果応報 「ゆ?ここはいったいどこなんだぜ?」 「まりさ!?よかったぶじだったんだね!」 暗いどこかで人間に殺された二匹のゆっくりが再開する。お互いを確認しあうと二匹は自分たちがどこにいるのかを調べ始める。 「オマエタチガアリスヲコロシタンダナ・・・」 暗い中から響く恐ろしく低い声。二匹が声のする方に体を向けようとするがその体はぴくりとも動かなかった。 「オマエタチハアリスノミヤゲニナッテモラウ」 そう言われて不思議な浮遊感に包まれる二匹のゆっくり達。ゆっくり達は必死に目を動かし現状を確認しようとしだす。 「遠慮しないでいいわ。私の分はちゃんとあるし、何よりこのお饅頭はお兄さんに食べられたがってるわ。」 気づくと二匹は人間に掴まれていた。必死に逃げようと体を動かそうとしたがまるで動かない。 れいむが男に渡されその体にかじりつかれる。れいむの声なき悲鳴がまりさの耳に届く。 「美味いな、前に食べた時よりも美味しい気がするよ。」 「喜んでもらえて良かったわ。実はこのお饅頭は特別なものなの。」 そうしてまりさもまた人間にかじりつけられ、その体を食われることになった。 後書き 分からない人には説明しますがゆっくりありすの元になった東方のアリスですが、今とは違う旧作アリス(通称ロリス)は アトラスの出したゲーム女神転生シリーズに出てくるアリスというキャラクターがモチーフにされてるみたいなんですよ。 このゲームのアリスは二人の悪魔によって作られた存在で、非常に溺愛されています。 今回アリスを胴付きにしようと思いこのつながりを考えて悪魔の力を借りて胴付きとして蘇らせてみたということなんです。 SS中のありすもそのため旧作アリスとして胴付きになってます。 それと以前書いた別れと出会いの胴付きまりさ虐待編と人間との和解するエピソードを書いたものが出来たんですが、皆さん読みたいですか? HENTAIが無いのにHENTAIあきですがコンゴトモヨロシク・・・ 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 「ありす」でも助けるのか。 って言うか、胴付きでも顔は完全にゆっくり饅頭なんだから気付くやろ! -- 2018-03-26 23 03 18 いい…話だな…(現状涙目) -- 2015-02-21 23 52 15 面白かった。 -- 2011-07-13 13 43 06 これメガテンのアリスネタだろwww -- 2011-05-08 05 55 44 おじさん二人も良い事するじゃないか… イイハナシダナー;; 糞饅頭ざまぁww -- 2010-12-15 15 28 25 糞まりさと糞でいぶに糞赤ゆはもっと苦しんで死んで欲しかった… -- 2010-12-06 00 30 51 いい話でもあり面白い話でした ありすが幸せになって良かった -- 2010-08-13 18 09 19
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GEMANI データベース まとめWiki解説 本サイトへようこそ この度は本サイトを閲覧していただき、誠にありがとうございます。 このサイトは、ゲーム攻略サイトGEMANIのデータベース まとめWikiです。 より多くの方にGEMANIを知ってもらいたい、今も使っている人にさらにわかりやすいようにしたい、そんな思いから生まれた、サイトです。 調査・編集は葡萄が行っております。 今年の攻略タイトル(記事師募集中!!) ・スプラトゥーン ・ポポロクロイス牧場物語 ・ヨッシーウールワールド ・ハッピーホームデザイナー ・3DS版ドラクエ8 ・メタルギアソリッド5 ファントムペイン ・ポケモン超不思議のダンジョン ・スーパーマリオメーカー ・艦これ改 ・モンスターハンタークロス 攻略予定のタイトル ・モンスターハンターストーリーズ ・ゼルダの伝説WiiU新作 ・ポケモンGO(開設前) ・ドラゴンクエストビルダーズ(開設前) ・ドラゴンクエスト11(開設前) ・FF15(開設前) お知らせ 2015/03/15:本サイトを開設しました。 <関連リンク> ・ゲマニトップページ ・新GEMANIWiki ・編集者ツイッター(イナメグさん) ・【本日トップの記事】つぶやき中(Mr.からっぽさん) ・【本日のキラッと記事】つぶやき中(まあみんさん) 運営協力者ツイッター 葡萄 DGさん マンゴーまんさん Terakoyaそーやさん のびちゃんさん 凶悪林檎さん
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「ゆっくりしていってね!」 何処かから侵入して来た、金色のバッジをつけたれいむが俺に声をかける。 ゆっくりするも何も俺の家の庭だよ。 「ここはなかなかゆっくり出来そうなぷれいすだね。 れいむのおうちにするよ!」 戯言をほざくれいむを無視して庭のハーブに水をやる。 各種ミントやローズマリー、レモンバーム、他にも色々。 今日は少し暑いし、ミントティーでも作ろうか。 「お兄さん!ここはれいむのおうちだよ!お兄さんはゆっく…」 バンッ! れいむに当たらないように注意しながら、思い切り地面を踏む。 れいむはビクッと体を震わせる。 「いいか。お前は俺の家の庭に勝手に入ってきている。 本来なら踏み潰されても文句は言えないんだ。 今すぐ出て行け。忠告したからな。不細工な餡子脳でも俺の言った意味位わかるな?」 「どうしてそんなこというのっ!? れいむはかわいいんだよっ。 わかった…おにいさんはゆっくりできないばかなひとなんだね! どれいにいってこらしめてあげるよ! もうこうかいしてもおそいよ!」 キラリと金色に光るバッジを見せつけながら自信満々に台詞を喋るれいむ。 現在位置発信機能搭載型か。都市部でよく見る型のバッジだな。 緊急ボタンを押せば飼い主が契約してるセキュリティー企業から派遣された 業者が駆けつけてくるはずだ。 業者が家に入るのを拒むことも出来るが、その場合は飼い主が血相を変えて 怒鳴り込んでくるだろう。 場合によっては、ゆっくりを誘拐したとか言いかねないかもしれない。 下手すると裁判所から手紙が来ることになる。 「そのバッジがどうかしたのか?」 「ゆゆっ!きんいろバッジのかちもわからないなんて、ほんとうのばかだね! このバッジはすごいんだよっ。とくべつなゆっくりにしかあたえられないんだよ!」 「へぇー」 「ゆっくりショップでもきんいろバッジをつけているゆっくりはめったにいないよ! こんなすばらしいれいむをみられるだけでもかんどうものなんだよ! それにこのきんいろバッジのボタンをおすと、どれいがすぐにくるんだよ。 ゆっくりできないばかはゆっくりしないでしんでねっ!」 確かに金色バッジをつけられるゆっくりは多くない。本来ならば。 最近は飼い主の見栄から大金を積んで金色バッジを獲得したゆっくりも増えている。 目の前のこいつは本当は銅色バッジですら危ないだろうに…よく飼う気になったもんだ。 手のかかるゆっくりほど可愛い、という変態かね? お下げを使って器用に金色バッジのボタンを押すれいむ。 おそらく業者は10分もしない内に来るはずだ。 れいむはニヤニヤと薄ら笑いを浮かべている。 ゆっくり種対象のセキュリティ企業によって構成されている、ゆっくりセキュリティ協会で 公表されている統計データを思い起こす。 そのデータでは緊急ボタンを押したゆっくりの生存率は5分で7割、8分で5割 10分を過ぎると3割以下になると書かれていたはずだ。 ゆっくりという生き物の脆弱さを考えれば至極普通の数値だろう。 事実ゆっくりセキュリティ協会のサイトでも飼いゆっくりを自由に外に出すことは危険だと 強調している。本来ゆっくりなんて外に出していい生き物じゃない。 きっちりとした教育を受けたゆっくりならば飼い主と一緒ではない限り外に出たりしない。 もし外に出たとしても決して飼い主の目の届かない距離には行かない。 飼い主の保護を直接受けられない場所へ出て行くことが極めて危険であることもわからないのが ゆっくりらしいといえばらしいのだけど。 そしてそのゆっくりらしさが企業の儲けの源泉でもあるのだろう。 なおセキュリティ各社で多少の差はあるものの、現場に派遣された業者が到着するのは平均8~10分は かかるようだ。 結果的に業者の仕事の半分以上は死骸回収になる。 だからかセキュリティ企業に勤める人は意外と虐待派もいるらしい。 飼いゆっくりがどんな最期を迎えたのかを想像することが、この上なく楽しいと思うタイプの人には 向いているのかもしれない。俺は想像よりは虐待する方が好きだけど。 今回も業者の人の仕事は死骸回収作業になるだろう。 飼い主のクレームを受けるのも仕事の内だろうから同情はしない。 一度部屋にもどって今回の道具を持ってくることにする。 虐待用に使用している部屋の扉を開けると、中に居るゆっくり共が皆こちらを不安そうな顔で見る。 俺が胴付れみりゃ親子のゲージの前に来ると部屋の中の空気がさらに緊張したものとなる。 いつも自分達の赤ゆっくりを食われたり、おもちゃにされたりしているからな。 他ゆっくり向け虐待道具として飼っているが、俺はれみりゃが嫌いだ。 しゃべりかたが特にイラッとくる。何がおぜうさま(笑)だ。肉饅め。 れみりゃを理不尽に暴力で死の手前まで追い込むことなど日常茶飯事で、子れみりゃは3匹生まれたが 既に2匹は俺の気まぐれな虐待で死亡している。 残りの1匹もおぜうさまとしての矜持などとっくの昔に粉砕されて、ストレス過多でいつ死んでもおかしくない。 そんな腐りかけた肉饅の子れみりゃでも、俺が虐待すると親れみりゃは気が狂わんばかりに大声で無様に泣き叫ぶ。 美しき親子愛だね。死ねよ。 電話が鳴っている。 おそらくれいむの飼い主が契約しているセキュリティ業者が、俺の家に迷い込んだれいむを保護する許可を求める 内容だろうから無視。 聞いた話では保護に協力するとセキュリティ業者から謝礼と場合によっては飼い主からのお礼が届くらしいが 俺は別に謝礼が欲しい訳じゃない。 「むーしゃ、むーしゃ…それなりー」 窓から庭のハーブを齧りながら勝手な感想を言う餡子餅の姿が見える。 携帯電話のカメラ機能でハーブを齧るれいむを何枚も撮る。 「れみりゃ。さっき俺が言ったこと理解しているな?」 「はいっ!あのれいむをゆっくりできなくすることですっ!れいむであそんだりしません!」 ビクビクと怯えながら返事をする親れみりゃ。 「そうだ。もし上手く出来れば、おまえら親子をあの部屋から出してやってもいいぞ。」 「はいっ、がんばります!」 親れみりゃは極度の緊張と現状を打開する微かな希望に満ちた声で元気よく返事する。 子れみりゃは親れみりゃの後ろに隠れて俺を伺っている。 れみりゃ親子をれいむから見えないように配置してから、れいむへ声をかける。 「…ハーブ美味いか?」 「ゆっ、まだいたの?この草ふしあわせーじゃないけど、しあわせーでもないよ。 れいむはもっとあまあまのようなものをたべたいよ! はやくもってきてね。ぐずなばかでも、あまあまをもってくることはできるよね? はやくもってこないとれいむ、おこるよっ!」 ぴこぴことお下げを動かしながら、ぷくーと膨れ面をするれいむ。 「そうか。あまあまは残念ながらないけど、肉饅ならあるぞ。」 「あまあまがないなんてやっぱりぐずなばかだね!しょうがないからにくまんでゆるしてあげるよ。 かんだいなれいむにかんしゃしないとだめだよ!」 「まあそう怒るな。可愛い(失笑)れいむが台無しだぞ。 ほら、肉饅だ。二つあるから二つともやるよ。」 うっうー!とキモい声で鳴く肉饅を両手で掴んでれいむの眼前に差し出す。 今まで眼前の人間よりも自分が優位に立っていた(と勝手に思い込んでいた)れいむの顔色が 真っ青になる。 「ぞれ゛はに゛ぐま゛んじゃないでしょー! い゛や゛ぁぁぁ!!れみりゃ、い゛や゛だぁぁぁ!!!」 「おぜうさまのためにぎせいになるんだどぉ!」 「ぎせいになることはとってもめいよなことなんだどぉー!!」 必死で逃げるれいむ。そのれいむに自分たちの未来がかかっているので必死でおいかけるれみりゃ親子。 本来捕食者と被捕食者の関係にある両者が競争すれば、結果は明らかだ。 がしっと親れみりゃの右手がれいむをつかむ。 普段ならば本能的に捕まえたゆっくりを虐めて中身の味を向上させるのだが、今回はそんなことを しれいられない。そのままがぶり、と親れみりゃがれいむを齧る。 「い゛だい゛よぉぉぉー!!!ぐずはみてないではやくたすけろぉぉぉ!!!」 「ん~?いつものれいむとあじがちがうどぉ。なんだかいいにおいのするれいむだどぉ~ いっしょにたべるどぉ~」 かぷり、と子れみりゃもれいむを齧りだす。 「おいしいどぉ!これはおぜうさまにぴったりなえれがんとなあじだどぉ~ …これはおいしくないからポイだどぉ~」 食べられない金色バッジを放り投げる子れみりゃ。 二匹のれみりゃがれいむを浅ましく貪る。 「や゛め゛でぇぇぇぇ!!!れいむたべないでぇぇぇ!!!」 だがれみりゃ親子にはれいむの台詞など耳に入っていない。 「おーい、写真とるぞー こっち向けー」 「きれいにとってほしいんだどぉー!」 「おぜうさまはみんなのにんきものなんだどぉー」 「はいはい。ほら、撮るぞ。れいむを真ん中にして撮るから。」 パシャ、パシャと数枚の写真を携帯電話で撮影する。 口元を汚した二匹のれみりゃが、口元の汚れの原因のれいむと仲良く一緒に写っている。 「も゛うやだぁぁ…れ゛いむ゛…おうち…かえ…る… だれか…だすげ…ろぉ…はやぐぅぅ…!」 既に餡子が出すぎたため、放置していても死ぬのは確実だ。 確実だけど、最期にれいむに絶望で彩られた素敵な思い出つくってあげないとね。 「 ゆ っ く り し ん で ね ! もう助からないよ。絶対に。 オレンジジュースのペットボトル丸ごとかけても無理だから。 あとさ、お前おうち帰るって言わなかった? お前のおうちは此処だろう、れいむ。 さっき自分で言ったじゃないか。『ここはれいむのおうちだよ!』って。 もう忘れたのかな?ばかなの?れいむだからばかなの?」 「ゆぎぃ…の゛ろ゛っでや゛るぅ…じねぇ…じんで…じま゛え…」 「お前等に呪われる度に死んでたら命幾つあっても足りねえよ、ボケ。 そんなこともわからないんだねーかわいそうな子なんだねー」 「あ゛あ゛…あ゛…も゛っ…どゆ゛っ…くり…じたがっだ…よ゛…」 クワッと目を見開くれいむ。 れいむの黒目がぐるり、と上へ向き意識によって体内に止められていたうんうんを垂れ流し出す。 お金持ちの飼いゆっくりの座という、ゆっくり達が捜し求めるぷれいす中でも頂上に位置する ゆっくりぷれいすを手に入れながら、生来の愚かさ故にそのぷれいすを失ったれいむは今死んだ。 残り少ないハーブ入り餡子饅頭をれみりゃ親子は幸せそうに頬張る。 与えられた任務が達成できた喜びを気色の悪いおぜうさまダンスで表現する親れみりゃ。 子れみりゃも親れみりゃにつられて拙いダンスを披露する。 餡子でべちゃべちゃに汚れた口からうっうー、と耳障りな間延びした 声を出して踊るれみりゃ親子。 足元には金色バッジと2本のお下げ、それとれみりゃに踏まれて 土だらけの2つのリボン。 呼び鈴がなった。 予想通り業者の人だった。 飼いれいむがいる筈なので保護させてほしい、と。 名刺を貰ってから、素直にれいむが居た場所へと通す。 れいむだった残滓を見て業者の人はため息をつく。 「一応確認なのですが、貴方がやった訳ではありませんね?」 「ええ。『たまたま居た』れみりゃ達が、探されているれいむを食べてしまいました。 見てましたから。」 「では、貴方はれみりゃに襲われているれいむを助けなかったんですか?」 「はい。ああ、飼いゆっくりに危害を加えることが条例で禁じられているのは勿論わかっていますよ。 でも条例では危害を加えるのが禁じられているだけで、勝手に私有地に入ってきた上に 人の物を荒らす馬鹿で間抜けな飼いゆっくりを保護する義務なんて、どこにも記載されて いませんから。私の言い分、何か間違っていますか?」 「間違ってはいませんが……あの、貴方はゆっくりが嫌いなのですか?」 「嫌いなゆっくりもいる、というのが一番わかりやすいでしょうね。 れみりゃは嫌いです。存在そのものがイラッとするんで。 残りのゆっくりは特にどうとも思いません。ただ人の土地に入って自分のおうちだ、とかいう 馬鹿は種類を問わず大嫌いです。きっちりと躾けられた飼いゆっくりや、ゆっくりという身の程を わきまえている分別ある野良ゆっくりはむしろ好きな方かもしれませんね。」 「そうですか… では一応このれみりゃ2匹をれいむを殺害したということで処分する、という形にしたいのですが宜しいでしょうか?」 「勿論ですよ。煩いでしょうから、1匹今潰しますよ。」 相手の返事を聞かずに子れみりゃを頭から踏み潰す。 靴の下からなかなか食欲をそそる匂いが立ち込める。 「そんなことしなくて良いですから!こちらで全て処分しますから!」 「そうですか?じゃ、お願いしますね。」 「れいむとれみりゃを入れる袋とってきますから、その間その大きな方のれみりゃ捕まえていてください。 潰さない様にしてくださいね!」 親れみりゃを見るとまだ状況を把握しきれていないのか、呆然とした表情で潰された子れみりゃを 揺すっている。 まるで眠ってしまった子供を優しく起こす母親だな、とふと思った。 夢から覚めないと駄目なのは親れみりゃの方だけど。 親れみりゃの顔に足を近づけて、子れみりゃの顔だったものを見せる。 さっきより可愛くなった子れみりゃと感動のご対面だ。 顔をくしゃくしゃに歪める親れみりゃ。 そりゃそうだ、もう虐待されなくて済むはずだったのに。 最後に残った1匹とようやく幸せに暮らすはずだったのにね。 もう無理だもんね。あはは。 「れ、れみりゃの…れみりゃのぶり゛でぃ゛ーな゛ごども゛がぁぁぁぁ!!!! どおして…どおしてぇぇぇ!!!?」 「黙れよ。お前のその声、俺は大嫌いなんだ。 少し静かにしろよ。 それにしてもお前等、本物の馬鹿だったんだな。 飛んで逃げればよかったのに。背中にある羽根は偽物か?」 うつ伏せになる様に背中を踏みつけながら声をかけてやる。 俺が喋った羽根を使って飛んで逃げる、という手段に気づいた親れみりゃは 必死で逃げようとしている。れみりゃを潰さない様に足に加える力を加減する。 ジタバタともがく様子はお嬢様どころか亀だ。 でも、俺はおぜうさまダンスを踊ってる時よりも今のその姿の方が好きだよ。 その間抜けな短い手足がとってもぷりてぃーだよ、れみりゃ。 「袋取って来ましたから、もう離して良いですよ。」 「あ、そうですか。じゃ、お願いしますね。あと念のためもう一度言っておきますが、このれみりゃは 野良のれみりゃですから。私は自分の飼うゆっくりにはちゃんとバッジつけて、家の中で飼いますし。 もしも外に出るときには私から絶対離れない様にしますんで。」 業者の人は俺の皮肉に気づいているのだろうけど、特に反応せずに親れみりゃと、子れみりゃだった肉饅 それにれいむのお下げ、リボン、金色バッジを袋に詰め込む。 「ご迷惑おかけしました。回収作業終わりました。」 「あ、そうだ。もしれいむの飼い主さんが何か言ってきたらこの写真見せてあげてください。 れいむが私の庭で育てているハーブを勝手に食べている写真、れみりゃ達がれいむを 食べている写真です。先程頂いた名刺に書かれているアドレスに送っておきますので。」 「…ありがとうございます。では、失礼致します。」 全くそう思っていない口調で挨拶すると、業者の人は去っていった。 袋からはれみりゃの叫び声が漏れ出している。悲しみと怒りと絶望が良い感じにブレンドされている。 酷く醜く、それでいて妙に心地よい響きだ。 あの親れみりゃに待っている未来は、せいぜいれいむの飼い主の持って行き様の無い怒りの 発散道具か、加工所行きのどちらかだろうなぁ。 ま、どっちになるにしても残りの余生をゆっくり楽しく過ごしてね。 ばいばい、れみりゃ。 後書き 初めてゆっくり虐待もの書いてみました。 今までは見てるだけだったのですが、ふと書いてみたくなりまして。 バッジの色を金で左右できるとか、ゆっくり向けのセキュリティーサービス企業とか 思いついたものを勝手に入れてます。 少しでも面白いと思ってくだされば幸いです。 またアイデアが浮かんだら気ままに書いてみたいと思います。 このSSに感想をつける
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高3自殺 2同級生も金要求 3分の1「いじめあった」2007/09/22, 産経新聞 東京朝刊, 27ページ クラスに在籍する34人に「いじめがあったと思うか」と尋ねたところ、11人が「はい」と答えたといい、同校は「 いじめがあった」と結論付け、校長が記者会見で謝罪した。同校がいじめの存在を明確に認めたのは初めて。 同校は少年の逮捕後、同級生ら四十数人に対し聞き取り調査を実施。フットサル仲間だった同級生2人が、少年が金を 要求するメールを送る際、「僕の分の金額と名前も入れといて」と言っていた。実際に金銭は受け取っていないという。
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